駅のポスターによると大阪市交通局のマイスタイル利用者が20万人を超えたらしい。

全員が地下鉄ではない(バス用もある)し、アクティブユーザーばかりとも限らないけど(フリースタイルもあるので休眠客率は低いと思うが)、ほとんどが往復利用だろうから実質一日40万利用とすると、申し込んで審査を受けないといけないカードであることを考えると結構普及率的にはすごいと思う。*1PiTaPa開始当初はなかなか普及せず、利用者をぜんぜん見なかったけど、マイスタイル登場後はかなり急激に普及した。特に今春のLiTE登場で加速したと思う。

割引率が高いので交通局は減収にならないかなと心配だけどおそらく定期の発券委託料がかからないことを割引の原資にしていると思うので、減収の心配をしてあげる対象は大阪メトロサービスかな。*2言いかえると他の私鉄は定期は自前または子会社委託の発行だから利用額割引や区間指定割引の割引率を高くする余地がないのだろう。*3

とはいえ、個人的には区間指定割引(で、6ヶ月定期並み割引率)希望なのだが。おそらく大阪市交通局は路線が網の目状で、区間指定になじまないからマイスタイルになったんだろうな。

(追記)当初は「なんでIC定期がないんだ?IC定期がないと普及しないだろう」と思ったのだが、考えてみればPiTaPaというポストペイシステムに定期というプリペイドシステムが混在するのは邪道なんだよな。

たとえばずっと以前からポストペイシステムである(そのためにカードを使うわけではないけれど)電話料金の定額制割引の場合(テレホーダイにしても携帯パケット定額にしても)1ヶ月ごとに締めて一定のライン以上の金額は徴収しないということをやっている。定額制割引を利用したい人はショップで券を買ってくださいという制度なら皆おかしいと思うだろう。ところが鉄道やバスの定期のように昔から券を買うシステムだとそれを疑問に思われなくなり、区間指定割引や利用額割引などが従来の定期に変わるものだというのがあまり理解されていない。ただポストペイ式の場合「締めてみないと支払いがいくらになるのかわからない」というのがあり、その点は先に権利を買うプリペイドのわかりやすさを支持する層もあるんだろうけど。

PiTaPa陣営の鉄道会社自体もマイスタイルを除けばポストペイならではの利点をうまく生かせていない、また説明できていないというのはある。携帯なんか、まさにポストペイであることを駆使した割引プランがいろいろ出ているけど、PiTaPaはまだその域には達していないよね。(携帯料金のようにあまり複雑になってもいけないけど。)

(さらに追記)とうとうPiTaPa陣営でもICOCA定期を採用するところが出てきた。(手始めは京阪)「ポストペイに定期は邪道」と書いたけど、逆に定期と組み合わせるにはプリペイドでも不便はない。(主たる利用区間で既に割引が適用されているので、たまにしか使わない区間が無割引でも割高感がない。)1ヶ月定期並以上の割引を打ち出せていないPiTaPa陣営の会社はさっさとICOCA定期出したほうがいいと思うし、出すだろう。(近鉄とか。)

(2010年12月追記)登録者が30万人になったらしい。1年10万人ペースか。

*1:KitacaやSUGOCAの発行枚数とほぼ同じ

*2:その分はカードビジネスで自力で稼げということか。でもLiTEの場合どうやって収益につなげるのか?

*3:自社系列のカード使用時にポイントアップする京阪や阪急の例はある。